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正法眼蔵 

京都大学文学部国語学国文学研究室編/椎名宏雄・大槻信解題
A5判・クロス装・960頁・函入・付解題2編
税込19,800円(本体 18,000円+税)
ISBN978-4-653-03968-6


 日本曹洞宗の開祖・道元が1231年から53年まで、その後半生を費やして記した大著「正法眼蔵」。古くから、七五巻本・一二巻本・六〇巻本・二八巻本・八四巻本・九五巻本などの区分けがなされるが、室町時代後期の古写本である建仁寺両足院所蔵の六〇巻二〇冊は従来未紹介の新出文献である。
「正法眼蔵」は、往時独自の日本語表現と思われる表記が見られ、各時代の写本との校合などにより日本語表現の変遷を見ることができる。また、当時はまだ珍しかった和文での記述が日本語表現を進化させたと考えられている。中でも、中世初期の国語学史の上からも注目すべき資料である両足院本を、今後の研究に資するものとして初めて影印、仏教史・日本語文章史、それぞれの視点からの詳細な解題二編(「両足院所蔵の『正法眼蔵』」椎名宏雄/「
『正法眼蔵』と日本語 付・両足院所蔵六十巻本『正法眼蔵』」大槻信)を付して刊行する。

建仁寺両足院
 京都五山の一つ。臨済宗建仁寺派の大本山。鎌倉時代のはじめに、禅宗の始祖である栄西(ようさい)禅師によって開かれた、京都で最も古い禅寺であり、両足院は、その塔頭の一つ。建仁寺第三五世、徳見竜山(真源大照禅師)を追請開山とするが、実際は南北朝貞和年間(1345〜50)に法嗣文林によって開創された。五山文学の蔵書で知られる。


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