復刻版 丹青
一水会 編輯/解説・島田康寛 (立命館大学文学部教授)
■原装復元(A4判変形・紙装)・四方拵帙入・総300頁 (カラー口絵図版26点・文中モノクロ図版32点 内、エッチング4点・石版5点・木版2点) 付別冊1冊(総目次・索引・解説)
全5冊揃本体
本体59,400円(54,000円+税) ISBN978-4-653-03989-1
昭和11(1936)年、新たな洋画のあり方を模索した、有島生馬、石井柏亭、安井曽太郎、山下新太郎らは二科会を脱退し、一水会を創立。同会が昭和13年から翌年にかけ発行した機関誌『丹青』全5冊を、原寸原装にて復刻。昭和初期の日本洋画界稀覯雑誌には、会員によるオリジナル版画やカラー口絵、美術評論、エッセイ他、印象派をはじめとする欧画家の口絵・手記も多数収録されている。別冊として解説・総目次・索引を付す。
■収録内容 1巻1号(昭和13年5月刊)・1巻2号(昭和13年9月刊) 1巻3号(昭和13年11月刊)・2巻1号(昭和14年4月刊) 2巻2号(昭和14年9月刊)終刊
一水会とは・・・ 昭和11(1936)年に八名の洋画家によって創立された美術家団体。昭和10(1935)年、反官展の立場を貫く美術家団体・二科会のメンバーであった有島生馬、石井柏亭、安井曽太郎、山下新太郎は、官展の帝国美術院会員となったため、官展に出展しないことが参加条件であった二科会を脱会し、そのほかの四人の洋画家とともに、翌年新たに「一水会」を創立し、芸術のありかたを模索していくこととなった。
◆一水会創立者◆ 有島生馬(1882-1974) 石井柏亭(1882-1958) 木下孝則(1894-1973) 木下義謙(1898-1996) 小山敬三(1897-1987) 硲伊之助(1895-1977) 安井曽太郎(1888-1955) 山下新太郎(1881-1966)
◆執筆者一覧(五十音順)◆ 青山民吉 今泉篤男 木下義謙 富永惣一 山下新太郎 有島生馬 嘉門安雄 児島喜久雄 中村善策 山田智三郎 池部
鈞 川瀬すみ子 小山敬三 西 常雄 石井柏亭 木下孝則 坂倉準三 三輪福松
◆掲載作品画家一覧(五十音順)◆ コロ/シスレー/セザンヌ/ドガ/ピサロ/プッサン マチス/マネ/モネ/李鱓/ルノアール |