ネット書店で購入
Amazon |
唐代の禅僧 第3巻 石頭 せきとう -自己完結を拒否しつづけた禅者-
江戸時代より『参同契(さんどうかい)』を離れて石頭希遷(せきとうきせん)の面目無しと言われてきた。その偏向した呪縛を解放して、本書は『祖堂集』によって石頭禅の核心に迫った新たな試論である。では、石頭禅の核心とは何か。石頭の「己霊(これい)をも重んぜず(自己向上)」の語に端的に表現されていると確信する。敢えて一言にまとめるならば、自己完結を拒否しつづけた禅者ということになろう。 【 目次 】 第2章 石頭の禅風 第3章 石頭系の禅の確立 第4章 『参同契』と『草庵歌』 |