唐代の禅僧

唐代の禅僧 第5巻 ?山

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唐代の禅僧 第5巻

潙山 いさん -潙仰(いぎょう)の教えとは何か 

 


ア正善 著 ■四六判上製・260頁 税込2,860円(本体2,600円+税) 発売中 ISBN 978-4-653-03995-2【2007年9月刊】

- 潙山水牯牛 -

父子関係に譬えられる弟子仰山と共に、中国禅宗の「五家」のうち最も早い成立の「潙仰宗(いぎょうしゅう)」の祖たる潙山。作務を重視し自らを「水牯牛」と称した潙山は、一方で臨済宗を評し、洞山の参学を指示した逸話が残る。道元は著作にその行実を多く引用するなど、後世の評価と影響は大きい。生涯と弟子への接示にみる禅風等を初めて1冊にまとめる。

【 目次 】
第1章 潙山霊祐の生涯
     五家七宗と潙山の生きた時代/潙山の修行時代/大悟から潙山入山/破仏から示寂まで
     
第2章 直弟子への接化
     禅問答と語録/直弟子との問答/仰山慧寂/香厳智閑/霊雲志勤

第3章 参学者への教えと作務における説示
     潙山に参じた禅者達/作務における問答/弟子達への説示

第4章 潙仰が影響を与えた禅者
      潙仰が影響を与えた禅者/洞山・雲巌・道吾への説示/臨済への著語と予言/石室に合掌す

第5章 潙山の弟子達
     潙山の弟子達と後世への影響/仰山慧寂/仰山の弟子達/香厳智閑/霊雲志勤/径山洪?/福州大安

第6章 『潙山警策』と『潙山語録』
     『潙山警策』と『潙山語録』 -禅籍開板/『潙山警策』/『潙山語録』

●尾ア正善(おざき・しょうぜん)/仏教文化研究所研究員・非常勤講師

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