唐代の禅僧

唐代の禅僧 第6巻 趙州

唐代の禅僧 第6巻

趙州 じょうしゅう -飄々と禅を生きた達人の鮮かな風光 

 


沖本克己 著 ■四六判上製・260頁 品 切 ISBN 978-4-653-03996-9

- 喫茶去 -

「喫茶去」「狗子仏性」「栢樹子」 ―悠然と生きたその生涯で、後に著名な公案となる数々の言葉を残した趙州従諗(じょうしゅうじょうしん)。「口脣皮禅」と評される巧みな弁舌で一世を風靡し、「北の趙州、南の雪峰」と並び称された達人の生涯と言葉を、独自の視点で読み解く。

【 目次 】
第1章 序論 時代の風・土のにおい
     人を理解するということ/禅宗のはじまり・馬祖道一/馬祖をつなぐもの/四家と五家/臨済宗ということ
     祖統説/趙州と臨済/晩唐の時代/河北三鎮
     
第2章 伝記
     趙州の伝記/会昌の破仏/その生涯/趙州の四季

第3章 南泉下の日々
     『趙州録』を読む/平常心と知不知/言葉と生き方/「あること」を知る/様々な問答/たわむれ/南泉の教え

第4章 再行脚
      再行脚に向けて/出会った人々/観音院

第5章 晩年
     真際禅院の日々/言葉の秤/趙州の言葉/趙州の公案/出家とは

第6章 時代とともに
     趙州禅の行方/弟子の群像

●沖本克己(おきもと・かつみ)/臨済宗自肯院住職、花園大学名誉教授

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