唐代の禅僧

唐代の禅僧 第5巻 ?山

唐代の禅僧 第8巻

臨済 りんざい -外に凡聖を取らず、内に根本に住せず-

 


衣川賢次 著 ■四六判上製・388頁 税込3,630円(本体3,300円+税) ISBN 978-4-653-03998-3

万人の古典にして禅語録の粹『臨済録』の丹念な読解を通じて、佛教における唐宋変革としての禅宗の思想を明らかにし、臨済義玄その人の肉声に近づく試み――事蹟の思想史的意味、時代的背景、中国禅宗史上の位置づけ、わが国の『臨済録』受容史。

【 目次 】
第一章 「你は祖師を識らんと欲得すや」――臨済の画像
 第一節 臨済の頂相
 第二節 祖師像型と熱喝型
 第三節 虚舟普度賛頂相
 第四節 無準師範賛頂相
第二章 禅僧となる――臨済義玄の生涯
 第一節 伝記資料
 第二節 出家
 第三節 時代閉塞の状況
 第四節 受戒
 第五節 回想(一)禅僧となる
 第六節 行脚
 第七節 回想(二)黒漫漫地
 第八節 回想(三)蒿枝の払著うが如くに相い似たり
 第九節 臨済大悟の物語
 第十節 『祖堂集』の記録
 第十一節 会昌の廃佛
 第十二節 禅僧は廃佛にいかに処したか
 第十三節 佛は今どこにいるのか
 第十四節 河北鎮州の臨済院へ
第三章 禅宗の時代
 第一節 禅宗興起の時代
 第二節 唐宋変革論
 第三節 佛教における唐宋変革
 第四節 達摩『二入四行論』
 第五節 如何なるか是れ祖師西来意
 第六節 初祖達磨塔
 第七節 臨済の行脚
 第八節 臨済自身の思想的系譜
 第九節 唐末五代宋初の禅宗宗派
第四章 臨済義玄の禅思想
 第一節 資料
 第二節 臨済の示衆
 第三節 理論――馬祖の革新
 第四節 実践――行脚僧への説法
 第五節 言葉
第五章 『臨済録』を読む
 第一節「書写された口語」
 第二節 示衆(一)真正の見解を求めよ
 第三節 示衆(二)随処に主となる
 第四節 示衆(三)人惑を受くる莫れ
 第五節 示衆(四)信不及
 第六節 臨済院での対話(一)露柱
 第七節 臨済院での対話(二)德山三十棒
 第八節 臨済院での対話(三) 剣刃上の事
 第九節 上堂(一)与麼と不与麼
 第十節 上堂(二)孤峯頂上と十字街頭
 第十一節 上堂(三)途中と家舎
 第十二節 両手を展開す
 第十三節 遷化時の上堂
第六章 『臨済録』はいかに読まれてきたか
 第一節 『臨済録』の版本と研究
 第二節 主要な研究書(一)無著道忠『臨済録疏瀹』(二)忽滑谷快天『禅学思想史』の臨済論(三)前田利鎌の臨済論(四)河上肇の臨済論(五)鈴木大拙『臨済の基本思想』(六)山田無文『臨済録』
 附録 『臨済録』研究史年表
第七章 『臨済録』のテクスト
 第一節 『臨済録』テクストの系譜
 第二節 『臨済録』テクストの校訂
 第三節 『臨済録』テクストの弁偽
あとがき

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