唐代の禅僧

唐代の禅僧 第9巻 雪峰

唐代の禅僧 第9巻

雪峰 せっぽう -祖師禅を実践した教育者 

 


鈴木哲雄 著 ■四六判上製・290頁 税込3,080円(本体2,800円+税) 発売中 ISBN 978-4-653-03999-0

- 胡来胡現、漢来漢現 -

明鏡相似――「北の趙州、南の雪峰」と評された片方の雄、雪峰義存。多くの弟子を抱えた僧堂教育者として、玄沙・雲門をはじめ五代・北宋の時代に活躍する著名な高僧を輩出した。後代に大きな影響を与えたその生涯と弟子との問答・弟子たちの活躍から、雪峰禅のあり方を考える。

【 目次 】
第1章 雪峰禅の確立
     雪峰の碑銘/馬祖教団と帰宗智常と芙蓉霊訓と/雪峰の授戒の遅れ/中国の四代破仏
     破仏による禅僧の対応/雪峰の雄飛/大悟/雪峰への道/還郷そして雪峰寺開創     

第2章 大衆接化
     上堂、示衆の語/修行僧との問答/雪峰の有力な弟子たち/多士済々の雪峰の弟子

第3章 王審知の善政
     王審知の善政/王審知の雪峰・玄沙に対する問法

第4章 まとめの章
      雪峰禅の真髄/雪峰禅への評価/如来禅と祖師禅


●鈴木哲雄(すずき・てつお)/愛知学院大学名誉教授・曹洞宗住職

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