唐代の禅僧

唐代の禅僧 第11巻 雲門

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唐代の禅僧 第11巻

雲門 うんもん -立て前と本音のはざまに生きる 

 


永井政之 著 ■四六判上製・282頁 税込3,080円(本体2,800円+税) 発売中 ISBN 978-4-653-04001-9【2008年5月刊】

- 日日是好日 -

「日日是好日(にちにちこれこうにち)」の真意とは ―公案集『碧巌録』に多くその言動が収録され、今でも身近なところにその言葉が残る、雲門文偃。唐末から五代という動乱の時代に、政治権力と緊密な関係を保ちつつ、多くの弟子を育て、特に北宗の時代に禅界を席巻した雲門宗の派祖、雲門の実像に迫る。

【 目次 】
第1章 雲門文偃の伝記
     雲門の伝記資料/文偃とその時代/雲門文偃のミイラとその後の雲門山
     
第2章 雲門の禅
     『祖堂集』と『禅林僧宝伝』にみる雲門の禅/『雲門広録』成立への道
     
雪竇・圜悟がとらえた雲門像と『雲門広録』/『雲門広録』にあらわれた雲門の禅/雲門の禅 -私見-

第3章 雲門宗の人々
     雲門禅の後継者たち/薦福承古 -亡き雲門に嗣承香を焚く/雪竇重顕 -雲門宗中興の祖-
     仏印了元と蘇東坡/円照宗本 -相国寺慧林禅院初代住持/長蘆宗賾 -『禅苑清規』と民衆教化
     慈受懐深 -真っ当ゆえの異端-

●永井政之(ながい・まさし)/駒澤大学教授

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