真弓常忠著作選集

第一巻 論考篇 『古代祭祀の探究』 税込3,080円(本体2,800円+税)〈残部僅少〉
第二巻 随筆篇 『祭祀の系譜』 税込2,420円(本体2,200円+税)
第三巻 小説篇 『大海人皇子秘話』 税込2,530円(本体2,300円+税)
      
四六判上製・平均350ページ
ISBN978-4-653-04121-4, -04122-1, -04123-8

 住吉大社宮司をつとめる著者の長年の研究論文・随筆・小説・講演から、住吉大社御鎮座千八百年を記念して特に住吉大社にかかわるものを厳選して収録する。学術的な論考、一般人にもわかりやすい随筆、そして臨場感溢れる歴史小説、多方面にわたる業績の集大成ともいえる著作集。

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第一巻 論考篇 「古代祭祀の探究」

第一章 古代神殿論
住吉大社本殿創建と古代神殿論

第二章 古代難波と住吉津
難波館の位置と住吉大社
遣唐使と住吉大社

第三章 『住吉大社神代記』考証
埴使の謎
丹生川上天手力男意気続々流住吉大神攷
船玉神考

第四章 住吉神と故地探訪
エビス信仰の源流
対馬の天道と海神

第五章 神々と製鉄祭祀
古代製鉄祭祀の神々

第六章 大嘗祭論
大嘗宮の祭神
祈年祭と新嘗祭
新嘗祭と神嘗祭 ―日神祭祀の成立と展開―

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第二巻 随筆篇 「祭祀の系譜」
第一章 我が大君のいでまし処
 我が大君のいでまし処
 遷宮とは何か
  一、昭和の遷宮体験/二、平成の遷宮事業をふりかえって
 大君は神にし坐せば

第二章 祭祀と国体
 祭祀と国体
 神事優先の御伝統

第三章 祭祀の系譜
 宮人の 大夜すがらに
 皇神は よき日祭りつ
 千代松の樹の年の知らなく
 君をいのる 道にいそげば

第四章 祭祀の原像
 禊祓の始原
 大和三山をめぐって
 古代神殿論争を想う
 妹の立場―古代祭祀と女性―

第五章 昔話と祭祀
 御狩と海人族
 蛇と百足
 迷えば魔寄る―海女の戒め

第六章 祭祀と現代社会
 昨日の非と今日の是
 日本のいのち―大嘗祭の本義―
 昭和の終焉と保田與重郎を想う
 神道を語る
 一、官僚
 二、外交―立派だった古人の態度―
 三、心―有無の相対的立場を超える―
 四、大地―生命の親として崇めてきた―
 五、手紙―一通の重さを痛感する―
 六、欲―神の賜りものと感謝― 
 七、虫―古代の虫祭りと蚕の恩恵―
 八、酒―酒をくみ交わして楽しむ祭り―
 九、宝―何者にもかえ難い「人の和」―
 十、妻―ご神縁を大切に―
 十一、一期一会―神話的回想法を教わる―
 十二、兄弟―一心同体だったグリム兄弟―
 十三、思い出の映画―少なくなった「無法松」の世界―
 十四、星―昴と日本の美的感覚―
 十五、愛と犠牲―結婚と結婚式を考える

わが半生を語る ―あとがきに代えて

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第三巻 小説篇 「大海人皇子秘話」


一、 吉野の鮎
二、 大唐の船
三、 白村江の戦
四、 望郷の歌
五、 異国の丘
六、 難波の海
七、 花 橘
八、 蹶 起
九、 去 就
十、 神祇のまもり
十一、長等山の松籟
十二、大君は神に坐せば
十三、常処女
十四、黄昏の二上山
十五、勾の地の放ち鳥
十六、弓弦葉
十七、長安の春


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●著者:
真弓常忠 まゆみ・つねただ
大正12年大阪市生まれ。住吉大社宮司。皇學館大学名誉教授。

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【関連書籍】

真弓常忠「古代祭祀の構造と発達」
真弓常忠「祭祀と歴史と文化」

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