祇園祭・花街ねりものの歴史
臨川選書28
福原敏男・八反裕太郎 著
四六判・並製・紙カバー装・208頁
税込2,200円(本体2,000円+税)
ISBN978-4-653-04199-3【2013年11月刊】
江戸後期から、祇園祭では、遊郭より旧暦五月晦日と六月十八日に「祇園祭練物」といわれる仮装行列が行われていた。現在は中絶しているこの行事に関して、膨大な摺物等の残存資料を分析し、毎回異なる風流を体現していた祇園祭練物文化を考える。もうひとつの知られざる祇園祭について明らかにする、新しい京都文化史である。
<目次>
第一章 祭礼のねりもの―祇園ねりもの前史―
第二章 もう一つの祇園祭―祇園ねりもの―
第三章 京都の遊廓ねりもの
第四章 宝暦五年刊『祇園ねり物絵づくし』から読み解くねりもの
第五章 ねりもの番付を読む
第六章 横山華山筆「祇園祭礼図巻」図解―ねりものの描写を中心に―
●著者
福原敏男(武蔵大学教授)
八反裕太郎((公財)頴川美術館学芸員)
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