旅と祈りを読む
道中日記の世界
〈臨川選書30〉
西海賢二著
四六判・並製・紙カバー装・232ページ
税込2,200円(本体2,000円+税) ISBN978-4-653-04223-5【2014年12月刊】
道中日記から旅と祈りの民俗を読む
古来より旅と祈りとは密接に結びついていた。
近世には多くの旅の記録――道中日記が残された。みちのく、善光寺、富士山、四国遍路など、行き先もさまざまに、人知れず残されてきた道中日記を読むことで、現代にまでつながる旅と祈りの民俗に迫る。
著者自身の実践経験を踏まえた講演記録も収録。
現代にまでつながる旅と祈りの民俗に迫る好著。
【目次】
旅と祈りと民俗学
逃亡者としての旅―今弘法あらわる―
旧跡巡拝考
歴史民俗資料学としての日記活用の可能性―資料紹介とその解題―
道中日記に見る旅と祈り
みちのくの山々
羽黒修験道と飯豊山信仰―道中覚書が活写するみちのくの山岳登拝―
善光寺
善光寺道中日記に民俗を読む
富士山
富士登山日記に民俗を読む
富士参詣日記に民俗を読む
四国遍路
石鎚信仰と四国遍路
入峰道・かったい道・善根宿を歩く
四国西国巡礼道中記に民俗を読む
廻国行者と石鎚山―野田泉光院成亮の日本九峰修行日記から―
●著者
西海賢二(にしがい・けんじ)
東京家政学院大学教授・古橋懐古館館長
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