身をもって知る技法
マダガスカルの漁師に学ぶ
フィールドワーク選書 8
飯田 卓著
四六判・並製・紙カバー装・帯付・226頁
税込2,200円(本体2,000円+税)
ISBN978-4-653-04238-9【2014年5月刊】
海が浮き彫りにする、人間のくらしと営み
一本の論文を頼りにして辿りついた先は、インド洋航路の結節点・マダガスカル。海の遊牧民「ヴェズ」の暮らしに身を置く中で、次第に浮かび上がる人と海との関係性とは。小さな漁村で出会った漁師とともに、フィールドワークのノウハウを身をもって学ぶ。
<目次>
はじめに
第一章 人にとって海とはなにか──問題を立てる
第二章 調査地をめざして──居場所を探す
第三章 話しかけてもらいたい──住みこみ調査の開始
第四章 村の暮らしが見えてきた──資料を集める
第五章 首都アンタナナリヴまでの道のり──調査に備える
第六章 二十年後のマダガスカル──研究を展望するあとがき
あとがき
参考文献
●著者 ※所属は2014年刊行時のものです
飯田 卓(いいだ たく)
国立民族学博物館准教授。専門は生態人類学、漁民研究。マダガスカルをはじめとする各地で、海と人との関係性について調査をおこなう。 【メディア掲載情報】
読売新聞 (2015年1月18日 朝刊) |