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音楽からインド社会を知る
弟子と調査者のはざま

フィールドワーク選書 11

寺田吉孝著 *「吉」の字は上が「土」です
四六判・並製・紙カバー装・帯付・220頁
税込2,200円(本体2,000円+税)

ISBN978-4-653-04241-9【2016年3月刊】


楽師に技を学び、文化としての音楽を聴く

アメリカで出会った南インドの古典音楽。美しい音色に導かれた先は、濃密な師弟関係をもとに継 承される伝統音楽の現場だった。師に音楽の技を学び、調査者として研究を重ねる。弟子と調査者 のはざまに揺れ動く心情をつづりながら、複雑なカースト社会に迫り、混沌とした南インドの音楽 世界を描き出す。――やがてくる師との別れに、弟子は何を想い、何を後代に伝えるのか。

<目次>
第一章 インド音楽との出会い
第二章 フィールドワークに向けて
 コラム 音楽家の名前
第三章 古典音楽を習う
第四章 ナーガスワラムを習う
 コラム 音楽の録音
第五章 楽師を探して南へ
 コラム カセット普及の衝撃
第六章 長期フィールドワークのあと
第七章 別れ
おわりに

●著者   ※所属は2016年刊行時のものです
寺田吉孝(てらだ よしたか)
国立民族学博物館教授。専門は民族音楽学。マイノリティ集団の音楽実践や音楽研究における映像音響メディアの活用について、民族音楽学的視点から研究を行っている。

「フィールドワーク選書」全巻紹介ページ

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e-mail: kyoto@rinsen.com