インド染織の現場
つくり手たちに学ぶ
フィールドワーク選書 12
上羽陽子著
四六判・並製・紙カバー装・帯付・208頁
税込2,200円(本体2,000円+税)
ISBN978-4-653-04242-6【2015年3月刊】
みずからつくることで、わかること
牧畜を主な生業とするラバーリーの人びと。彼らの染織品に魅せられた著者は、実際に刺繍、糸紡ぎ、牧畜用具づくりなど現地の製作者に教えを乞い、様々な手工芸技術の習得に取り組むなかで、ものづくりとは何か?を模索する。自らの手を使い、つくることを通して異文化を知っていく過程を丁寧に綴った一冊。
<目次>
はじめに
第一章 調査の始まり
第二章 刺繍を通して
第三章 男性社会の手仕事へ
第四章 調査地を離れて
第五章 震災によって変わる調査地
第六章 映像取材を通じて
あとがき
●著者 ※所属は2015年刊行時のものです
上羽陽子(うえば ようこ)
国立民族学博物館准教授。専門は民族芸術学、染織研究、手工芸研究。インド、ラバーリーの手工芸技術や南アジアの染織技術について、実践的アプローチによる調査研究を行っている。
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