いのち シベリアで生命の暖かさを感じる
フィールドワーク選書 13
佐々木史郎著
四六判・並製・紙カバー装・帯付・236頁
税込2,200円(本体2,000円+税)
ISBN978-4-653-04243-3【2015年3月刊】
極寒の地で、人間の生存限界を生き抜く
厳しい寒さに惹かれてシベリアの大地を踏んだのは1991年の暮れ。ポスト社会主義下の政治経済情勢に翻弄されながらも、大自然とともに生き、過酷な環境に適応してきた人びとのすがたを活写する。暗い、寒い、恐ろしい――つくられた負のイメージを覆す、シベリアの本当の暖かさとは。
<目次>
はじめに
第一章 シベリア研究ことはじめ
第二章 トナカイ遊牧の世界
第三章 内モンゴル・エヴァンキの遊牧世界
第四章 北方ヤクーチアの狩猟民の世界
第五章 厳寒のシベリアでの調査
あとがき/おわりに
●著者 ※所属は2015年刊行時のものです
佐々木史郎(ささき しろう)
国立民族学博物館教授。専門は文化人類学、北アジア研究。極東ロシア、日本列島北部における近世から近代への転換をテーマに研究を行う。
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