コリアン社会の変貌と越境
フィールドワーク選書 17
朝倉敏夫著
四六判・並製・紙カバー装・帯付・232頁
税込2,200円(本体2,000円+税)
ISBN978-4-653-04247-1【2015年12月刊】
食卓を囲んで見えてくる韓国の家族と社会
ソウルオリンピックにはじまる韓国都鄙の変貌と、故国を離れてなお逞しく生きる人びとを
とおして、韓国社会の実像をその内側と外側から描き出す。時に向けられる反日感情に戸惑
いや葛藤を抱きながらも、食卓を囲み、仕事をともにすることで次第に村の成員として認め
られていく――住みこみ先の三人の子どもたちの成長を追いかけながら、調査地が第二の故
郷となるまでの三十年間の軌跡を描く!
<目次>
はじめに
第一部 コリアン社会の変貌――都草島調査を中心に
第一章 都草島への道
第二章 島での生活
第三章 その後のつきあい
第二部 越境するコリアン社会
第四章 中国での調査
第五章 アメリカ合衆国およびその他の地域での調査
第六章 サハリンでの調査
おわりに
●著者 ※所属は2015年刊行時のものです
朝倉敏夫(あさくら としお) 国立民族学博物館教授。専門は韓国社会論。韓国社会および海外コリアンの生活を家族と食の視点から調査研究する。
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