徳川日本の ナショナル・ライブラリー
日記で読む日本史 16
松田泰代著
四六判・上製・紙カバー装・帯付・296頁
税込3,850円(本体3,500円+税)
ISBN978-4-653-04356-0【2018年4月刊】
御書物奉行の設置を契機に、徳川家の私文庫(プライベート・ライブラリー)から、国の統治機関たる幕府が維持・運営する国立図書館(ナショナル・ライブラリー)へと性格が変化した紅葉山文庫。その「御文庫」を守った役人たちの日記の記述から、近世の図書館運営と司書の働きの実態を明らかにする。
<目次>
第一部 御文庫と日記
はじめに 図書館とは
一 御文庫について
二 御書物奉行と日記
三 史料について
四 先行研究
第二部 日記を読む 〜図書館経営
一 組織
二 蔵書と施設
参考図書
あとがき
●著者 ※所属は2018年刊行時のものです
松田泰代(まつだ やすよ) 山口大学人文学部准教授。専門は図書館情報学。主著:「近世出版文化の統計学的研究」(『シリーズ本の文化史』四巻、平凡社、2016年)など。
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