日本のイネ品種考
木簡からDNAまで
佐藤洋一郎編
A5判・上製・紙カバー装・本文264頁+口絵2頁
税込4,950円(本体4,500円+税)
ISBN978-4-653-04414-7【2019年5月刊】
イネの化石分析から、「ブランド米」の出現まで。イネの品種の栄枯盛衰はどのように繰り返されてきたのか。そのことは私たちの文化・社会にいかなる影響を及ぼしたのか――考古学、自然科学、料理人それぞれの視点から、イネと米の来し方、行く末を展望する。
<目次>
はじめに・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐藤洋一郎
第1章 出土するプラント・オパールの形状からみた多様性・・・宇田津徹朗
第2章 古代の種子札に記載された品種名の多様性と変遷・・・・・平川南
第3章 赤米・黒米・香り米 変わりものの品種たち・・・・・・・・・・・猪谷富雄
第4章 お米の祖先 「愛国」と「神力」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・花森功仁子
第5章 イネ品種と遺伝的多様性・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐藤洋一郎
第6章 <対談>和食と米・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・佐藤洋一郎・仲田雅博
●編者
佐藤洋一郎 京都府立大学文学部特別専任教授。遺伝学。主著に『食の人類史(中公新書)』中央公論新社、2016年。『ユーラシア農耕史』全5巻(監修・著)、臨川書店、2008〜2010年。
●執筆者(50音順)
猪谷富雄 県立広島大学名誉教授、元・龍谷大学農学部教授。作物育種学。
宇田津徹朗 国立大学法人宮崎大学農学部教授。地域農学。
仲田雅博 学校法人大和学園理事・京都調理師専門学校校長。
花森功仁子 株式会社ジェネテック主席研究員、東海大学海洋学部非常勤講師。分子生物学。
平川南 人間文化研究機構機構長。日本古代史。
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