商品(モノ)が動かす 中国近代 茶・アヘン・米・羊毛・大豆
京大人文研東方学叢書 11
村上衛著
四六判・上製・紙カバー装・帯付 総244頁
税込3,630円(本体3,300円+税)
ISBN978-4-653-04521-2【2026年10月刊】
商品(モノ)を産み出す農民や遊牧民、産物に殺到してブームを引き起こし、陸海に広がる巨大な流通網を築き上げる商人たち――複雑に絡み合うモノとヒトの交差のなかに、現代へとつながる中国の政治・社会・経済のありかたをみる。グローバルな視座に立ち、経済史の側面から中国近代史をとらえ直す試み。
<目次>
はじめに
第1章 巨大国家中国とその経済
第1節 巨大国家中国
第2節 中国農業
第3節 商業 第2章 茶―お茶が全てを変えた
第1節 現在の茶
第2節 中国茶とその普及
第3節 ヨーロッパの茶消費と中国経済
第4節 開港と茶のブーム
第5節 アジア間競争とその後
第3章 アヘン―中国近代史、影の主役
第1節 アヘン
第2節 アヘン貿易の発展
第3節 開港後のアヘン貿易拡大と中国産アヘンの発展
第4節 清末の反アヘン運動
第5節 中華民国期のアヘン問題と日中戦争
第4章 米―腹が減っては戦はできぬ
第1節 食糧問題と米
第2節 中国の米とその貿易
第3節 太平天国戦争と米貿易
第4節 東南アジア米貿易の発展と中国米
第5節 日中戦争と米
第5章 羊毛―清末民国期の「西部大開発」
第1節 羊とは
第2節 中国の羊
第3節 天津羊毛貿易の勃興
第4節 羊毛と軍事勢力の勃興
第6章 大豆―東北を制する者は中国を制す?
第1節 大豆とは
第2節 中国の大豆生産と清代大豆貿易の展開
第3節 開港と大豆貿易の変容
第4節 東北大豆経済の発展
第5節 帝国の興亡
おわりに
年表/参考文献/あとがき/索引
●著者
村上 衛(むらかみ えい) 京都大学人文科学研究所教授。東京大学博士(文学)。著書に『海の近代中国―福建人の活動とイギリス・清朝』(名古屋大学出版会、2013 年)、共著に『グローバル経済の歴史』(有斐閣、2020 年)などがある。
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