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評伝 成牛渓
朝鮮の孔子廟と儒学者

矢木 毅著

四六判上製・210頁
税込3,300円(本体3,000円+税)
 ISBN978-4-653-04536-6【2022年7月刊】

 中央政界と距離を置き、在野の儒学者として礼の実践に努めた成渾(せいこん、ソン・ホン/号は牛渓)。しかし、親しく交流した李珥や鄭澈らの政界進出をきっかけに、否応なく儒教社会の党争へと巻き込まれていく――成渾の生前・没後における毀誉褒貶の歴史をたどり、党争に明け暮れた儒教社会の特質を浮かび上がらせる。壬辰倭乱(文禄の役)で講和論を推進するなど、日本との関係においても重要な人物である成渾の初の評伝。

【目次】
はしがき
第一章 士林の名流
 第一節 士禍の時代
 第二節 遺逸の登用
 第三節 成渾の生い立ち
第二章 栗谷と牛渓
 第一節 理と気をめぐる論争
 第二節 栗谷との出会い
 第三節 成渾の門人たち
第三章 政界への進出
 第一節 鄭澈
 第二節 李珥
 第三節 成渾
第四章 党争の渦中に
 第一節 党争の始まり
 第二節 鄭汝立の獄
 第三節 辛卯士禍
第五章 壬辰の倭乱
 第一節 動乱の始まり
 第二節 動乱の幕間(まくあい)
 第三節 講和論の展開
第六章 丁酉の再乱
 第一節 講和の破綻と再乱
 第二節 成渾の遺言
 第三節 講和への道程(みちのり)
第七章 没後の毀誉褒貶
 第一節 党争の再燃
 第二節 仁祖反正
 第三節 門人たちのその後
第八章 文廟従祀への道程
 第一節 鄭夢周と五賢の従祀
 第二節 李珥・成渾の従祀
 第三節 その後の文廟従祀
あとがき
文献案内/年表
索引(人名・事項)

●著者
矢木 毅(やぎ たけし)
1964年生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学博士(文学)。京都大学人文科学研究所教授。専攻は朝鮮中世近世史、特に政治史・政治制度史の研究。

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