寺院文献資料学の新展開 全12巻
第4巻 安住院資料の調査と研究

中山一麿監修・編 【呈内容見本】
菊判・上製・布クロス表紙・カバー装・本文616頁・カラー口絵6頁
税込28,600円(本体26,000円+税)
 ISBN978-4-653-04544-1

 中央の主要寺院との関わりの中で注目される地方寺院の悉皆調査の成果を、論文および資料翻刻・解題により紹介。個々の資料分析にとどまらず、長きにわたって各寺院の経蔵に蓄積・伝存してきた聖教類の集合体としての意味を問うとともに、10カ寺近くに及ぶ寺院調査の成果を横断的に考察し、寺院間ネットワークの実態を明らかにする。
 第4巻では、増吽により中興された岡山・安住院での悉皆的調査を踏まえ、同寺に現存する什宝類を抜粋紹介し、寺院文化圏の復元的研究へと展開する。カラー口絵6頁。

〈収録内容〉
総 論(中山一麿)
論文篇
 第一章 安住院・善通寺等蔵伝後醍醐天皇筆『新浜木綿和歌集』断簡の考察――古筆切の紹介と撰者良宋の伝、熊野社・『浜木綿和歌集』との関係をめぐって(海野圭介)
 第二章 安住院蔵『源氏物語』夕顔巻断簡・東屋巻断簡の紹介――附、翻刻・影印(松本 大)
 第三章 耕雲自筆『原中最秘抄』断簡の出現と蓬左文庫本(小林理正)
 第四章 『原中最秘抄』「目次」の成り立ち――安住院蔵断簡を端緒として(飯田実花)
 第五章 藤裏葉巻「藤花宴」の注釈史――その開催日をめぐる問題(川渕紗佳)
 第六章 安住院蔵『西行物語絵巻』の特色――附、翻刻(山﨑 淳)
 第七章 安住院資料にみる禅光寺周辺の地域社会――室町・戦国期から織豊期へ 附、「如法経奉加軸」・「瓶井山禅光寺奉加帳」翻刻(森 俊弘)
 第八章 報恩大師信仰と備前諸寺院の縁起の変容について(中田利枝子)
目録篇
 安住院資料集(責任編集=中山一麿・落合博志・木下佳美)
  序説 附、安住院蔵書跡・絵画類と什物目録対照表(落合博志)
  凡例
  目録・解説
   和歌/物語・随筆/漢詩/仏典/その他の書跡/書状・文書/絵画(執筆=海野圭介・落合博志・郷司泰仁・小林理正・須藤茂樹・中田利枝子・中山一麿・松本 大・森實久美子)
 安住院資料集 細目

<執筆者>(掲載順)
中山一麿(大阪大学人文学研究科招へい研究員)
海野圭介(国文学研究資料館・総合研究大学院大学教授(併任))
松本 大(関西大学文学部准教授)
小林理正(奈良大学非常勤講師)
飯田実花(大阪大学人文学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員)
川渕紗佳(大阪大学人文学研究科博士後期課程、日本学術振興会特別研究員)
山﨑 淳(武庫川女子大学文学部教授)
森 俊弘(真庭市教育委員会生涯学習課参事)
中田利枝子(就実大学非常勤講師、徳島文理大学非常勤講師、 一般財団法人山田コレクションきび美ミュージアム学芸アドバイザー)
落合博志(国文学研究資料館・総合研究大学院大学教授(併任))
須藤茂樹(四国大学文学部教授)
森實久美子(九州国立博物館文化財課資料登録室長)
郷司泰仁(香雪美術館学芸員)
木下佳美(大阪大学人文学研究科特任研究員)

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