怪異学の技法
東アジア恠異学会 編
A5判上製・432ページ/品切
ISBN4-653-03846-5
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亀卜―歴史の地層に秘められたうらないの技をほりおこす
「怪異」はどのように起こったのか、「怪異」を人々はどう受けとめたのか、そして「怪異」の背後にひそむものは何か。
現在まで歴史学研究の枠外におかれてきた「怪異」を歴史から汲み上げ正規の研究対象として読み解くことで、浮かび上がる新たな「歴史」を探る、まさに新機軸の一書。
◆収録内容◆
【 怪 】
京極夏彦(作家)
◎モノ化するコト
―怪異と妖怪を巡る妄想
山田雄司(三重大学助教授)
◎
怪異と穢との間 ―寛喜二年石清水八幡宮落骨事件
黒川正剛(大阪短期大学講師)
◎
西欧近世における〈怪異〉―驚異と神について
【 怨 】
大江 篤(園田学園女子大学助教授)
◎
川原寺と怨霊
―伊予親王の霊をめぐって
徳永誓子(京都大学研修員)
◎
刑部僧正長厳の怨霊
【 祀 】
榎村寛之(斎宮歴史博物館学芸員)
◎
平安宮の鬼と宮廷祭祀
佐伯智広(京都大学院生博士)
◎
賀茂別宮と徳大寺家―家と怪異
村上紀夫(大阪人権博物館学芸員)
◎
「繁昌神社」考 ―洛中小社研究序説
黒田 智(日本学術振興会特別研究員)
◎
絵師としての小野篁
【 象 】
梅沢 恵(早稲田大学院生博士)
◎
熊野曼荼羅に顕れた雷電神
田中貴子(京都精華大学助教授)
◎
「異形賀茂祭図巻」と「百鬼夜行絵巻」
米津江里(神戸大学院生博士)
◎
近世書物にみる胎児観 ―女性用書物を中心に
【 性 】
堤 邦彦(京都精華大学教授)
◎
生首をいとおしむ女
―偏愛奇談の時代
木場貴俊(岡山大学院生修士)
◎
林羅山と怪異
【 顕 】
西山 克(関西学院大学教授・学会代表)
◎
物言う墓
太田 出(神戸商科大学助教授)
◎
関帝廟という装置 ―関聖帝君の顕聖との関わりを中心に
戸田靖久(関西学院大学院生博士)
◎
安史の乱異聞
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