山田美妙集 全12巻
第6巻【小説6】
「山田美妙集」編集委員会 編 【呈内容見本】
A5判上製・466ページ
税込8,580円(本体7,800円+税) ISBN978-4-653-04136-8【2013年12月刊】
小説、新体詩、評論、随筆、演劇脚本、言語研究など、多岐にわたる山田美妙の業績を網羅的に収録する初の著作集。
第6巻は、「小説6」として明治32年(1899)6月〜明治35年(1902)8月までの小説計27篇を収録。日清戦争前後を舞台に、金玉均の軍事探偵として暗躍する女装スパイを描いた「女装の探偵」は、「国民新聞」紙上に「夢幻庵」名で発表された初出の存在が今回はじめて明らかになった。ほか「玉の簪」「虎と獅子」など従来の目録類から漏れた作品も複数あり、本巻は新たな発見が多い一冊となった。
〈校訂・解題 谷川惠一・大橋崇行〉
目次
【小説6】
慨世志士/女装の探偵
慨世志士/女装の探偵後篇
義気の義三(立志小説)
みさご(動物談)
恩か仇か
決闘
臣民の情
陛下は神
子だから
泥中蓮
刺客
適薬(あひぐすり)
無聊無懶的(ウリヤオウライテ)
小夜がたり
城内の公使
排外熱
仇が情
主光南下(チユクワングナンキヤ)
死刑囚の懺悔
鉄路の遭難
赤奮若
丑年にちなむ牛
わが妻子
玉の簪
闇の岩むろ
刺客近藤勇
虎と獅子
【校訂・解題者】
谷川惠一(国文学研究資料館教授・副館長)
大橋崇行(岐阜工業高等専門学校助教)
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