山田美妙集 全12巻
第10巻 評論・随筆2
「山田美妙集」編集委員会 編 【呈内容見本】
A5判・上製・紙カバー装・総544頁
税込9,680円(本体8,800円+税) ISBN978-4-653-04140-5【2015年4月刊】
〈校訂・解題 宗像和重・大貫俊彦〉
小説、新体詩、評論、随筆、演劇脚本、言語研究など、多岐にわたる山田美妙の業績を網羅的に収録する初の著作集。
第10巻は、「評論・随筆2」として、明治25〜43年迄の評論、随筆、序文、雑文類を収録。また「「以良都女」無署名記事」として、明治21〜24年にかけて雑誌「以良都女」に掲載された無署名記事のうち、主に文学・芸術に関するもので美妙筆と判断されるものを年代順に収録。
目次
【評論・随筆2】
大偉人加藤清正公
嵩山堂発兌美術木板摺
都門雑興の内
美術世界第十五放言
小説家番附の噂
「藤の一本」と「落葉」
社交一斑
障子の硝子を拭ふ心得
月花見立て
『美妙新脚本 村上義光錦旗風』口上/檄に代へる緒言
流行に就て
梨園の内秘
芝居者の御幣
『日本浄瑠璃叢書 巻一』緒言
流行新煙草入
流行の小唄
江島鎌倉 づぶぬれ日記
新流行巾着形の新烟草入
京地の風俗
婦人化粧の巻
化粧の秘伝並に評
しっかり持て
大葬襍記
京都特電
『侠男児』はしがき
はやりの花
玩弄火輪製造法(理科遊戯)
再び玩弄火輪船に就て(理科遊戯)
『日本浄瑠璃叢書 評註近松著作集』緒言
金言解
異語同義 漢字解
社会瞥見
建具と額面(室内装飾法の内)
夏の花
盆石及び盆栽
和歌革新の機 新調の和歌
『美人詞林 衣香扇影』はしがき
『断腸録』 はしがき
『仏教格言集』緒言
英雄のおもかげ
三動物の特質
化粧と服装
王子附近
簡便薬品
幼年雑笑
滝の川の紅葉と江戸時代風俗人形
「言文一致普通文」の批評
駒が嶽の危難
寓言 蜘蛛の巣
『慨世志士 女装の探偵』はしがき
『慨世志士 女装の探偵後編』はしがき
『明治社交礼式』はしがき
『政治小説 桃色絹』はしがき
『小説 人鬼』はしがき/さしゑに題して/おくがき
『評釈博多小女郎浪枕』はしがき
大阪市歌応募について
『小説 漁隊の遠征』はしがき
放談 ペストの鼠 附韻文
無紋の時代(紋つきの衰運)
放談 虎変豹変
手袋の流行
ポンチ絵の取締
読書嫌ひ
書きあつめ(M36.02.11)
書きあつめ(M36.02.14)
冷淡なる読書
公使大使
坪内文学博士校閲の銘有る 拙劣文字
読書嫌ひの結果
ゐなかぶり二則
和歌壇の薬石
雑筆 汽車の日々
『御婦人殿下』緒言
批評家の徳義
新刊小言
時代物の掲載について
愈々明後十三日から掲載の時代物 金忠輔
店頭の時計
尾崎紅葉君へ
有害なる玩具
同情の欠乏(其一例)
家庭に於ける平等主義
汽車中の読書家
小品 草市の老女
活地蔵(王子村の縁日)
噫釣堀
放談 吁後家、吁不幸
新小説羽抜鳥 予告
『血の涙』巻頭言・献辞
時代もの其一小品 琵琶の遠音
義士復讐事件
『小説 金忠輔』はしがき
『征露戦歌 民の声』はしがき
人中の婦人(漫筆)
一刻の瞥見
戦争雑話 剣弾余響
紅葉子追憶の記
紅葉子の幼時
六千号祝賀
〔清風箪〕
日本婦人今後の服装
〔一顆涼〕
〔文壇諸名家雅号の由来〕
史論平維盛
『不如帰之詩』はしがき
〔作中に現れたる女性〕浜路
故人と僕
〔招涼珠〕
二葉亭四迷君
『滑稽妙な術』はしがき
『滑稽妙な水』はしがき
一滴露
『諷刺文学 ふたり女』序
『史外史伝 平重衡』はしがき
『諷刺文学 妙な依頼』はしがき
「以良都女」無署名記事
【校訂・解題者】
宗像和重(早稲田大学教授。編集責任)
大貫俊彦(木更津工業高等専門学校講師)
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