國語國文
86巻4号(通巻992号)大谷雅夫教授退職記念特輯 第1

京都大学文学部国語学国文学研究室 編

A5判・248頁
税込3,520円(本体3,200円+税)
 ISBN978-4-653-04292-1【2017年4月刊】

 

目次

○「白珠」小考 (王小林)

○『萬葉集』のかはづの歌二首
――「かひや」の新釈を試みる――  (湯川志貴子)

○日本紀私記逸文考
――『御鏡等事 第三』末巻の私記逸文について――  (鎌田智恵)

○神楽歌「杖」をめぐって  (田林千尋)

○「遍昭らしさ」の行方 ――三代集と『遍昭集』に着目して――  (山下文)

○蜻蛉日記の「時姫」  (鈴木隆司)

○源道済の詠紅葉蘆花の和歌と序をめぐって  (山本真由子)

○末摘花巻の「松の雪のみあたたかげに降りつめる」
――その表現意図と後世における受容について――  (林欣慧)

○『源氏物語』若菜上「猶残れる雪」について  (三宅えり)

○藤原俊成自讃歌「夕されば」考  (小山順子)

○廣瀬本萬葉集の書入
――巻十九・四一五二番歌をめぐって――  (奥村和美)

○作られた〈詩讖〉――『古事談』巻二・第21話考――  (松本昭彦)

○『いはでしのぶ』巻四の再解釈―伏見大君を中心に―  (関本真乃)

○神の恋歌 ――三輪明神と口決――  (橋本正俊)

○『八幡愚童訓』甲本の漢籍利用法粗描
――武内宿禰と北条氏に触れつつ――  (森田貴之)

○伏見院の和歌題と漢文学  (阿尾あすか)

○伏見院和歌考――漢文学からの影響――  (中村健史)

○東家流の神道  (竹島一希)

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