國語國文
86巻5号(通巻993号)大谷雅夫教授退職記念特輯 第2

京都大学文学部国語学国文学研究室 編

A5判・248頁
税込3,520円(本体3,200円+税)
 ISBN978-4-653-04293-8【2017年5月刊】

 

目次

○寛正七年二月四日何人百韻「ころやとき」抄解  (長谷川千尋)

○「湯山三吟百韻」の聴覚表現  (有松遼一)

○田村利仁伝承と鹿島神の縁起  (佐々木紀一)

○『釈迦堂縁起』とその結構  (本井牧子)

○「山窓」考――室町後期歌語の一例――  (大山和哉)

○後陽成院の和漢聯句と聯句  (楊昆鵬)

○詩人の感性――松永尺五と木下順庵を中心に――  (朱秋而)

○『和州寺社記』の一つ書き記事――縁起書から地誌へ――  (柴田芳成)

○北村季吟の京都地誌『菟芸泥赴』の諸本について  (土居文人)

○恋文のゆくえ――『好色一代男』巻一―二をめぐって――  (藤原英城)

○「かたち」考  (河村瑛子)

○並河天民『升堂記聞』臆断  (赤木俊介)

○『唐詩選』の俗謡訳――子夜春歌の訳と『臼挽歌』――  (胡正怡)

○『加古川本艸綱目』と『諸道聴耳世間狙』
――モデル小説の方法――  (野澤真樹)

○武士の風聞――伏見騒動物『小森伊豆守悪行記』――  (野口典子)

○『頼豪阿闍梨怪鼠伝』の演劇的場面  (野口隆)

○竹塚東子の戯作 (本多朱里)

○遠山荷塘施訓『訳解笑林広記』小考 (川上陽介)

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