陰陽道 術数と信仰の文化
王朝時代の実像5
山下克明著
四六判・上製・240頁
税込3,740円(本体3,400円+税) ISBN978-4-653-04705-6【2022年7月刊】
― 澤田瞳子氏・古瀬奈津子氏・井上章一氏推薦 好評シリーズ ― 占術から祭祀へ、都市から地方へ、その発展のプロセスを明らかにする新たな陰陽道論。中国の術数や道教との関係、呪術宗教としての陰陽道の性格と位置づけ、さらには顕密仏教との関わりから陰陽道の概念・担い手・場の変容まで。従来の研究にはなかった視点で検討する。
<主な目次>
序 章 王朝時代の陰陽師像
第一章 術数と陰陽寮
第二章 陰陽道の成立過程
第三章 王朝貴族と陰陽道
第四章 陰陽道の宗教性
第五章 都市と地域の陰陽師
終 章 『簠簋内伝』と中・近世陰陽道
●著者 ※所属は2022年刊行時のものです
山下克明(やました かつあき) 大東文化大学東洋研究所兼任研究員。主要著書に、『平安時代の宗教文化と陰陽道』(岩田書院、1996年)、『陰陽道の発見』(NHK 出版、2010年)、『平安時代陰陽道史研究』(思文閣出版、2015年)、『平安貴族社会と具注暦』(臨川書店、2017年)など。
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