中世の王家と宮家 皇子たちの中世
王朝時代の実像15
松薗斉著
四六判・上製・248頁
税込3,410円(本体3,100円+税) ISBN978-4-653-04715-5【2023年6月刊】
― 澤田瞳子氏・古瀬奈津子氏・井上章一氏推薦 好評シリーズ ― 政治権力の解体・変容期に、中世の「家」はいかに形成されてきたのか。これまでの王家論ではほとんど研究対象とされてこなかった法親王以外の「俗体」の皇子たちに焦点をあて、彼らによる宮家の形成過程を考察するとともに、中世的な王家の構造の実態を明らかにする。
<主な目次>
序 章 問題の所在
第一部 中世王家
第一章 中世王家の成立と変質
第二章 中世の幼帝をめぐって
第二部 中世の宮家
第三章 中世王家と宮たち
第四章 大覚寺統の宮たち
第五章 足利義満と王家
注
あとがき
人名索引
●著者 ※所属は2023年刊行時のものです
松薗 斉(まつぞの ひとし) 愛知学院大学文学部教授、図書館情報センター館長。主要著書に、『日記の家』(吉川弘文館、1997年)、『王朝日記論』(法政大学出版局、2006年)、『日記に魅入られた人々』(臨川書店、2017年)、『中世禁裏女房の研究』(思文閣出版、2018年)など。
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