近世仏教資料叢書 全6巻
第1巻 通俗仏書の出版と民衆仏教
末木文美士・引野亨輔監修 【呈内容見本】
引野亨輔編
A5判・上製・クロス表紙・函入・本文総392頁
税込19,800円(本体18,000円+税) ISBN978-4-653-04761-2【2024年8月刊】
江戸時代に出版された仏教書を中心として、重要資料をテーマ別に精選。原典翻刻(書き下し)・解説・解題を中心に構成する。個々の資料紹介にとどまらず、仏教と近世社会の関係性をも鮮明に浮かび上がらせることを企図した本叢書は、この時代の宗教文化の解明に新しい光を当てるものと期待される。
第一巻では、近世の庶民がどのような形で仏書に触れ得たのかという問題意識のもと、鼓吹物、和談鈔、絵抄、和訓図会などこの時代に特徴的な仏書の有様を紹介する。
〈目次〉
刊行にあたって
解説
解題
翻刻篇
凡例
謝辞
一、平易化される仏教のおしえ
1 阿弥陀経和談鈔 編者架蔵
2 正信偈絵抄 編者架蔵
3 法華自我偈絵抄 龍谷大学図書館蔵
二、経典和訓図会の隆盛
1 阿弥陀経和訓図会 編者架蔵
2 般若心経和訓図会 編者架蔵
3 観音経和訓図会 編者架蔵
三、広がる仏教系図会物の世界
1 真宗故実選要鈔図絵 龍谷大学図書館蔵
●編者
引野 亨輔(ひきの・きょうすけ) 1974 年兵庫県生まれ。広島大学大学院文学研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員(PD)、福山大学人間文化学部准教授、千葉大学大学院人文科学研究院准教授を経て、東北大学大学院文学研究科准教授。
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