京都大学蔵 実隆自筆和漢聯句訳注 京都大学蔵 実隆自筆
和漢聯句訳注

京都大学国文学研究室・中国文学研究室 編
四六判上製・232頁・口絵4枚
本体3,000円+税
ISBN978-4-653-03945-7


 「和漢聯句」とは、中国の聯句と日本の連歌を互いに継ぎ合わせて一つのかたちにまとめたもの。中国から輸入された「聯句」が鎌倉時代に連歌と融合し、織豊期から江戸初期にかけて文人たちによって行われた文芸の一形態である。
 今回刊行する『和漢聯句』は、三条西実隆(1455-1537/当時56歳)、公条(1487-1563/当時24歳)父子が、永正七年正月二日に詠みはじめ、同四日に完成させたもので、全部で百韻からなる。
 実隆自筆清書本でかつ本百韻唯一の伝本である本資料を、解題・翻刻・注釈に原本の写真を添え、今回初めて紹介する。

【収録内容】
・口絵(4頁・京都大学蔵本の全文)
・「中国の聯句」(川合康三)
・「和漢聯句略史」(長谷川千尋)
・解題・凡例・翻刻・注釈・式目表

 

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