良基・絶海・義満等一座 和漢聯句譯注
京都大学国文学研究室・中国文学研究室 編 四六判上製・256ページ・口絵5ページ 税込3,520円(本体3,200円+税) ISBN978-4-653-04067-5【2009年4月刊】
聯句連歌の隆盛期の一つ、南北朝中後期において、作品の全容が明らかになっている数少ない和漢聯句の一つを翻刻、注釈・解題を付す。連歌の泰斗である二条良基と、五山文学の双璧と謳われる義堂周信・絶海中津の名が見える唯一の聯句連歌である上、その三人が一座するという連歌史・五山文学史にとっての重要資料である。 また、当時武家の最高権力者である足利義満が参加している点では政治史的にも興味深い資料。
【収録内容】 ●口絵(5頁・京都女子大学蔵本の全図・カラー/絵画資料:伝馬遠画『寒江独釣図』 (重要文化財、東京国立博物館蔵)図版・カラー)
●凡例/翻刻/校訂本文、及び平仄/解題/注釈/式目表
●良基・絶海・義満等一座和漢聯句について(竹島一希)
【注釈関係者】 大谷雅夫 (京都大学教授・科研費代表者) 川合康三 (京都大学教授・研究会リーダー) 乾 源俊 (大谷大学教授) 中本 大 (立命館大学准教授) 深沢眞二 (和光大学教授) 森真理子 (京都大学教授) 斎藤 茂 (大阪市立大学教授) 緑川秀樹 (神戸市外国語大学准教授) 小山順子 (天理大学講師) 福井辰彦 (立命館大学講師) 竹島一希 (日本学術振興会特別研究員) 檜垣泰代 (京都女子大学研修員) 好川 聡 (京都大学教務補佐員) 伊崎孝幸 (京都大学研修員) 中村健史 (京都大学博士後期課程) 二宮美那子 (京都大学大学院博士後期過程)
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京都大学蔵実隆自筆 和漢聯句譯注 ISBN978-4-653-03945-7 (2006.2刊) 室町前期
和漢聯句作品集成 ISBN978-4-653-04007-1 (2008.3刊) 室町後期
和漢聯句作品集成 ISBN978-4-653-04068-2 (2010.3刊)
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